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ページ (ISBN : 4878934654) ¥ 円 幼い頃から精神病に悩まされながら単身アメリカへ。ハプニングの女王として一世風靡した「草間弥生」の半生。
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見る者の視界を覆い尽くさんばかりに際限なく増殖する水玉のモチーフを 使うことが特徴。ファッションデザインや小説執筆などの活動も行う。
種苗業を営む裕福な家に生まれ、幼いころから草花やスケッチに親しむ。 その一方、少女時代より統合失調症で、繰り返し襲う幻覚や幻聴から逃れるために、それらの幻覚や幻聴を描きとめ始める。
1945年、大戦下に疎開してきた画家らが立ち上げた「第一回全信州美術展覧会」で並み居る顔ぶれの中16歳で入選。京都市立美術工芸学校の4年生最終課程に編入して日本画を学ぶ。
その後、日本で4回個展を開いた後1957年に渡米する。活動の中心をニューヨークに置き、ドナルド・ジャッドやジョゼフ・コーネルらと親しくなる。絵画のみならず男根状のオブジェを既製品にはりつける立体作品やインスタレーションを始め、ハプニングと称される過激なパフォーマンスも実行、ヴェネツィアの国際美術展覧会にもゲリラ参加し、1960年代には「前衛の女王」の異名をとった。
1968年、自作自演の映画『草間の自己消滅』が第4回ベルギー国際短編映画祭に入賞、第2回アン・アーバー映画祭で銀賞受賞。また、第2回メリーランド映画祭でも受賞。
1973年、帰国。1978年、処女小説『マンハッタン自殺未遂常習犯』を発表、1983年、小説『クリストファー男娼窟』で第10回野性時代新人賞を受賞するなど小説家として活動している。1993年には、ヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表として参加。世界的に再評価熱が高まった。
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